※土曜は9:00-15:00
予防歯科
予防歯科は、出来てしまった虫歯や歯周病を治療するのではなく、虫歯や歯周病が出来ないようにすることを目的としています。歯科医院は悪くなった部分を治すことも仕事としていますが、悪くなれば不快な症状が出ますし、治療に時間と費用を使います。そのため、悪くならないように予防をすれば、不快な症状に悩まされることもなく、会話や食事をより楽しむことが出来ます。
予防のために定期的に歯科医院に通うことには大きな意味があります。予防にも時間と費用は掛かりますが、それは予定できるものです。一方、虫歯や歯周病が悪化すれば痛みや口臭などの不快な症状に悩まされる上に、費用も治療時間もより多くかかります。欧米では予防の考えが浸透しているので、年齢が上がっても天然歯を維持している人が多いですが、日本は年齢とともに歯を失う率が高く、入れ歯への依存度も高い傾向があります。近年は詰め物・被せ物やインプラントなども発達していますが、どれも天然歯を超える存在ではありません。ぜひ早めに予防に取り組んで、当院と一緒に大切な天然歯を守りましょう。
当院ではさまざまな予防歯科治療で、しっかりとむし歯や歯周病の予防をしていきたいと考えております。予防歯科の基本はむし歯や歯周病の原因となる「歯垢(プラーク)」をいかに定着させないかです。歯科医院で行う予防歯科処置は主に、歯や口のメインテナンスなどのプロフェッショナルケア、および、歯磨きなどのセルフケアの精度を高めるための指導などを通して歯垢の除去を行っていきます。
有資格者が専用の機器を用いて行うお口の清掃です。歯石や歯垢を除去して虫歯や歯周病のリスクを低減しますし、歯面の汚れを落とすので見た目がきれいになります。スッキリ感もあるのでぜひお試しください。
スケーリングとは歯石を除去する施術で、歯周病の予防や治療の基本となります。歯石は家庭でのブラッシングで除去することはできませんから、定期的に歯科医院で歯石除去の処置を受けることをおすすめします。
歯面にフッ素を塗布すると、歯質を強化できるうえに、歯の再石灰化(虫歯が出来かかったときに回復する作用)を促進し、虫歯菌の働きを抑制します。そのため定期的なフッ素塗布は虫歯予防に有効なのです。
歯科医院でブラッシング指導を受けると、磨き残しを減らし、効率の良い歯磨きを身につけることが出来ます。また、歯ブラシや歯磨き剤の選び方、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助的道具の使い方もわかりやすく指導します。
定期検診を受けることは、歯の寿命を伸ばしたり、自分ではなかなか気づきにくい虫歯や歯周病などの早期発見・早期治療につながります。歯の健康を保つために定期検診を受けていただくことは非常に重要です。また歯磨きだけでセルフケアで取りこぼしてしまった歯垢、前に歯のクリーニングを受けてから時間がたってしまった場合は要注意です。数カ月のサイクルで再び歯垢(プラーク)は再形成されやすいのです。「最近歯医者に行っていないな」という方は、一度当院までお越しください。